「寒くて死ぬ」は防寒してから言え

今、ドイツに来ています。
私が着いてから2、3日は大寒波の影響で、最高気温がマイナス、顔が痛いとはこのことかといった様子でした。


ドイツのベルリンには叔母とその家族が住んでいて、空港まで迎えに来てくれたのですが、第一声「その靴しか持ってきてないの?!」でした。

普通のVANSのスニーカーで、私は1年を通してサンダルかこれしか履かないのですが、そこに何の疑問も持っていなかったので驚きました。

そうか、足元でも防寒ってするのか。


翌日UGGのモコモコブーツを貸してもらいました。
UGGってなんか、お風呂掃除のスリッパみたいだし全然かわいくないじゃん、それで防寒するよりかわいい靴と靴下履きたいし、と思っていたのですが、履いてびっくり、超あったけぇ〜!!

そして、足元が温かいと全身の冷える感じが一気に減るんですよね。UGG、天才じゃん。そんだけモコモコで野暮ったいフォルムしてて温かくなかったら逆にシバきだよな。


それから革の手袋も貸してもらいました。
手袋っていうアイテムがダサいし、手袋してたらケータイ触れないし、それ用のやつは指先だけ色が変わってるのがあんまり好きじゃないし、てか私テンキーじゃなくてローマ字打ちなので素手じゃないと無理だし、ってことで持ってなかったんですよね。

でも、そもそも寒すぎてケータイ触ってる場合じゃない。iPhoneがコールドストーンと化して、冷たい風にさらされた手は一瞬にして感覚を失い、全身から体温が消え、身は灰となって大気中を舞い、うっかり風に乗って帰国してしまうところでした。

手袋は、寒さから手を守ってくれる、最強の防寒具なんです。


あと、ニット帽ね。
これは持ってたので一応持って来ましたが、毎日かぶってる。
私はそんなに髪型命ではないんだけど、それでも髪がペタってなるし前髪セットしても無駄になるし、ショートボブだと外ハネになるし、最近は全然かぶってなかったんですけど、これも最強。

なんか、外国にいるときって「せっかく旅行だしお洒落したいモード」と「どうせ外国なんだしダサい格好でもいいわモード」があると思うんですけど、冬は思いっきり後者に振っちゃうといいと思うんですよね。

私は寒さのレベルもたかが知れている、ファッション都市(?)コウベで暮らしていて、へんなプライドを持っちゃってたことに気付きました。
お洒落より人の目より、少しでも温かく過ごすことのほうが冬を生き延びる上では大事かもしれない。
いや、それでもお洒落はしたいんだけど...

(マフラーの巻き方がダサいのは自分のせい)

日本でニット帽に手袋にUGG履いてる人なんてほとんどいないじゃん、たとえ大寒波がきたあの日でも。
やっぱ、真冬にミニ丈のスカートのJKがいる国だよな〜と思います。


街行く人を見てみると、100%フル丈のパンツを穿いていて、95%はニット帽を被っていて、90%はブーツを履いている。
そうか、防寒ってこういうことか。と気付いた極寒のドイツでした。


ベルリンに住みたい住みたいと言い続け、でも冬を越えられる気がしない、と諦めていたのだけど、防寒のライフハックを得てしまったな...
あとは日が短いことに対して自分がどれだけ揺るがずにいられるかが問題になりそうですが、それはまた後ほど。

Inside Out

私の頭の中ひっくり返すよ

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