太陽のように生きる神; GQ Korea
原文ソース:
http://www.gqkorea.co.kr/2017/11/28/%ED%83%9C%EC%96%91%EC%B2%98%EB%9F%BC-%EC%82%B0%EB%8B%A4%EB%8A%94-%EA%B2%83/
英訳ソース:
https://alwaystaeyang.wordpress.com/2017/12/04/interview-gq-korea-december-2017-living-like-the-sun/
「一人で暮らす」で見せたような、パジャマを着て庭のある大きくてきちんとした家で生活することについてではなく、「情熱」という言葉の大胆さをもって音楽のど真ん中に生きることについての話だ。
GQ: テヤンさんのGQの過去のインタビューを全て読みました。それで気付いたのが、そのほとんどで将来の計画について話しているということです。恋をするだろう、ワールドツアーをするだろう、そしてヴォーカルだけの曲を出すだろうと。
T: そうですか?はは。そう聞いて少し驚きました。このとき僕はこんなことを言っていたんですね…
GQ: 今やり残していることはありますか?
T: 音楽に関して言うと、自分の人生を反映した音楽が、人々と音楽、そして僕の正直さとの関係をより深められるという結論についにたどり着きました。音楽をすればするほど–これが正しい表現か分からないけど–自分の人生が最優先だと感じるようになります。人生の様々な状況から感じ、学び、インスパイアされると、より本物の音楽ができるように思うんです。それがミュージシャンにとっていいことなのかどうか分かりませんが、僕は非常に成熟した人間になりたいと思っています。僕の表現するものすべてに自分の人生が反映されていると感じるのです。
GQ: 以前はそんなふうではなかったのですか?たとえば音楽において、あるパフォーマンスのカタチに合うように演じていたのですか?
T: これまではまず仕事が先で、曲を出すことが優先事項でした。自分の意見を反映するよりむしろリリースすることに急いでいました。でも、そのようにしていなかったら、今のような人間にはなっていなかったでしょう。
GQ: あらなたはバラエティ番組向けの人になろうとは決してしなかったけど、そういう番組に出てもぎこちない人ではなくなりましたね。私はこれが今のテヤンだと思いますが。
T: はい、もし(当時も)今のような人間なら、ああいう番組でもっとうまくやれたかもしれません。でも時間の流れのせいでもあります。昔のバラエティ番組は、ものごとを誇張し演出しなければいけませんでした。それは僕には向いておらず、とても大きい負担でした。しかし近ごろは、みなさんその人のあるがままが見たいようです。観察バラエティ(リアリティ)のおかげで今はバラエティ番組に出ることができます。
GQ: もっとあるんですが…2枚目のフルアルバム”RISE”に関していいですか?テヤンが今のスタンスに変わったのはこのときだと感じました。BIGBANGのステージで、あなたは昔とはかなり違いますよね。舞台上で本当に遊んでいるみたい。
T: その通りです。僕はずっと自分の本当の姿を見せようとしていて、自然と変わりました。年齢について言いたくはないのですが、時間もまた無視できません。僕の考えはよりシンプルになり、自分の核となるものがなんなのかがより明確になりました。
GQ: テヤンさんがなにかをしたいけれど事務所が反対する、だから口論や説得をしなければいけなかったときを鮮明に覚えています。それも変わりましたか?
T: 2枚目のフルアルバムは、今までで最悪の衝突があったため、完成に4年かかりました。だから僕が本当に求めていた音楽は見せられなかった。「目鼻口」以降、かなり気持ちを切り変えました。僕の音楽のスタイルは対立をもたらし、延期され、そして行き詰まってしまった。それで今自分にはどんな音楽ができるのか考えると、音楽のジャンルにとらわれず自分の事を語ろうと決めたときに曲が浮かんだんです。それで、たくさんの人がその曲を気に入ってくれので、本当にいい音楽は偽りのないな思いから生まれるんだなと思いました。
GQ: それじゃあ3枚目のフルアルバム”WHITE NIGHT”はより自分のことを?
T: それは視点によって違うでしょうね。でも僕はこのアルバムは、今なにを感じていて愛しているのかが入っていると思うし、僕のアイデンティティのほとんどがそこにはあると思います。このアルバムのためにやりたいことはなんでもやりました。ほとんど99%です。2枚目のフルアルバムでそのやり方を学びましたので。僕が一番後悔しているのは関係性です。結局関係性が一番大事だと気付きました。人との関係、会社との関係。僕の人に対する態度は変わりました。とても内向的な人間でしたが、心をオープンにすると人と会うのがより自然に思えます。
GQ: それが(自分の)意志だけでできることなんでしょうか。関係にも才能と呼ぶべき何かがあるんじゃないかと。どうしてテヤンさんにはできたのでしょうか?
T: 僕が感じたままに表現すれば、僕は生まれ変わりましたね。はは。
(関係とか人と向き合う態度が今までの自分とは全然違う(翻訳者追記))
GQ: もし誰かに「変わった?」と聞かれたら、なんと答えますか?
T: 変わったこともありますが、それは絶対にいい変化だと言えますね。
GQ: 私の考えでは、変わってないことのひとつに、あなたは「本心、誠意(진심)」という言葉を使う人だということがあります。テヤンさんは子供のような純粋な情熱を強く望んできたし今でもそうだと思います。
T: それが変わったらこれ以上音楽はできなくなると思います。心から受け入れられなかったり、夢中になれないことだと、それをすることはできません。
GQ: 最近ミックスナインに出演している練習生を見ていますよね。どうですか?あなの出演はとても短かったし番組では応援コメントしか流れていなかったので、どう感じているのかあまりわかりません。
T: 僕も歌手になろうとしたときは死に物狂いになりましたし、そうやって歌手になりました。彼らは本当に本当に必死です。たとえば、「こんなにやってまで歌手になることがなんで自分にとって重要なの?」と自分を疑っていました。もうひとつ挙げると、夢を明確に描いているといいのですが、多くは漠然としています。彼らはただ習ったようにやることに全力を尽くし、ただ無条件に練習するのです。反省をせず、どんな歌手なのか、どんな音楽なのか、どんなステージなのかという奮闘への準備をしていません。
GQ: 「奮闘」という言葉を使ったので聞きますが、純粋な情熱を持った人は怒りも多くもっているものだと思います。でもテヤンさんが今まで怒ったところは見たことがありません。
T: それは本当におかしいですよね。そういう面もありますが、決して放送されません。僕は怒り狂ったりしないけど、本当に率直な人間です。メンバーの中では一番スタッフに対して悪いことを言います。それは非常に冷酷にもなりえます。テレビでもそのように話しましたが、編集されてしまいました。温かい言葉だけが放送されています。以前のスタッフは僕と仕事をするのに苦労したかもしれませんが、今は優しく話しながらものごとを解決する方法をおぼえました。
GQ: WHITE NIGHTもそのような感じがします。一番のダンスナンバーでさえソフトに聞こえます。
T: そう感じるかもしれませんね。とにかく僕の今のカラーが入っているのです。
GQ: このアルバムで一番お気に入りの曲は?
T: 全曲本当に好きです。はは。でも選ぶとしたら、2枚目のフルアルバムと同じく、”Intro”ですね。いつもイントロではアルバム全体のテーマやカラーを表そうとしています。このアルバムで一番WHITE NIGHTのイメージが出ていると思います。
GQ: 加えて、最後の曲はテヤンさんのアルバムでは最初の曲と同じくらい重要ですよね。最後の曲はいつもすばらしい歌唱が入っています。
T: そう思います。最後の曲には太陽が一番熱いときのイメージをいれたいといつも思っています。2枚目のアルバムでも最初と最後の曲には決して妥協しませんでした。なのでそれらにはアルバムのカラーが出ていると思います。
GQ: 今回のアルバムはフルアルバムだということを考えると短すぎると言われていますが?
T: そうですね。少なくとも10曲は入れるべきでした。
GQ: 外した曲もあったんですか?
T: 2枚目のアルバムからは外した曲もありましたが、今回はこのようにつくりました。クリエイターとして、8曲つくって全て入れたことに満足しています。もっと入れられればよかったのでしょうが、そうすると、年内にリリースすることはできなかったでしょうね。今年の頭に始め、月に1曲ずつつくりました。ほとんど休みなしで。
GQ: かつては曲を磨き向上させていましたが今はすぐに次のステップに進むんですね。
T: 僕のキャリアを考えると、このようにしないと満足するポイントに到達するまで時間がかかりすぎてしまうと思うんです。2枚目のフルアルバムには多くの時間をかけたので、のちのち最初の方につくった曲を聞き飽きてきてしまいました。「これでいいのかな?」と自問し、こういう葛藤は自分にとってよくないと気付きました。
GQ: このアルバムが韓国より外国でより売れていることについてはどう思いますか?
T: ええと、海外で評価されてうれしいですね?はは。でも韓国での良い反応が欲しいですね。韓国で歌っている歌手なので。
GQ: テヤンはニッチなテイストを持っているけどメインストリームに届きたいと思っている歌手だと思いますが、その点では、韓国で高評価を得ることは重要になってきますか?
T: どこで自分の曲が愛されるかは重要ではないですが、僕の強みは韓国語で歌っていることです。僕の声は韓国語で歌っていても外国人にとってぎこちなく感じさせないという長所があります。僕は外国の音楽を聴いて育ちましたが、感情は韓国に基づいています。難しいでしょうが、あちこちで認められるようにいいバランスでそれを見せることが正しくてかっこいい方法です。実は外国のファンは、たとえ歌詞の意味がわからなくても曲の最初から最後まで歌ってくれるんですよ?僕が韓国語で歌う曲がいい認識を得られればなと思います。
GQ: あなたはいつも韓国の歌手に注目していますよね。誰の曲を最近は聞いていますか?
T: ユ・ジェハ先輩の曲です、そしてこういう音楽を最近のトレンドの中で表現したいです。彼の最初のフルアルバムを聴いたとき、これはまぎれもなく、かなり長い時間が経ったけどいまだにその歌詞に100%共感できるんです。それはこれだけの共感を引き起こすことができるというこの曲のパワーだし、こういう音楽をあの当時やっていたことに驚きます。もし彼が今日まで生きていたら、K-popは大きく変わっていたでしょう。
GQ: もっとも優れた歌手として評価された歌手が今「歌唱力不足」で放送禁止された曲の持ち主を高く評価しているというのは面白いですね。
(参考→リンク(翻訳者追記))
T: そうですか?考えてみると、当時の基準によるとそうだったんでしょう。でも僕には今本物の音楽に感じるのです。実際は、この曲は評価をはるかに超えています。ただ歌唱力の基準で語ることはできません。言ってる意味、わかりますよね?
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